2011年07月31日

大本山總持寺 こども禅学林 宿泊座禅会に参加

この土日で、横浜市鶴見区にある大本山總持寺(そうじじ) に、

一泊二日の座禅の修業に参加させて頂く。

「こども禅学林 いのちの授業『愛語』」 というタイトル。



合氣道を教えるときによく、

「合氣道は『動く禅」といいます」

と説明するのだが、そういえば本物の「禅」を経験したことが無い。

以前から行ってみたいなぁ、と願っていた。



一般者が参禅できるところを探していたら、

總持寺のホームページで、この「こども禅学林」を発見。

小学校高学年も参加できるとのこと。

長女を誘ったら興味を示したので親子で参加させて頂くことに。



主なスケジュールは下記の通り。




 7/30(土]
 13:30 受付開始
 14:15 いのちの授業
 15:00 座禅指導
 16:00 いのちの授業
 17:15 薬石(タ食)
 18:30 傳光法会
 19:30 一夜写経・法座
 20:00 入浴
 21:00 就寝


 8/31(日]
 03:50 起床 
 04:00 暁天坐禅
 05:00 朝課 
 06:30 読み聞かせ
 07:15 小食(朝食) 雑巾がけ
 08:00 拝観 
 09:00 いのちの授業
 10:00 坐禅
 11:00 解散




男の子16人、女の子5人の21人の子供たちと

その親達が参加。母親の方がやや多い。



受付を済ませ、法話が始まる。

参禅講師の三村法慧先生がお話してくださる。

一言一言噛み締めるようなお話の仕方が印象的。

また絵本の読み聞かせなどの工夫もあり、

落ち着かないさかりの小学生達も聞き入る。

プレゼンテーションの見本としても参考になる。



次は座禅。

座禅は三回。会場は衆寮というところ。

それぞれ30分ほど。

最初の一回目は実に大変。

結跏趺坐の足は痛いわ、なぜか身体中がかきたくなるわ、

生唾が止まらないわ、ありとあらゆる妄想が湧き出てくるわ、で

30分が永遠にも感じる。

氣合いを入れるためにも自ら望んで警策で叩いて頂く。

これは罰かと思っていたがさにあらず。

「流れを断ち切る」為には必要な時があるのだと感じた。



夕ご飯は薬石。

9つのお椀などを作法にしたがって頂く。

いろいろと考えるべきことが多くて、

食べた感じがあまりしない(笑)。



その次が傳光法会とよばれる法会。

今年で總持寺は北陸から移転して100年なのだそうだ。

その記念の法会に特別参加させて頂く。

「一般者にここまで?」と驚いた。

蝋の光を一人一人に渡され、厳かで実に印象的な儀式であった。

三村講師の「身体の中に光を持とう」という言葉を実感する。



そのあと、すぐにお風呂に入って就寝。

9時!に寝られるのか?と思ったがさっさと眠りにつく。

本当はビールを飲みたかったがw



翌朝、3:50に起床する。

お父さん達は9人であったが、みなパッと起きる。

お見事。こんなところに息子娘を連れてくるお父さんは

やはり意識が高いのか。



暁天座禅は素晴らしい体験だった。

昨夕のもがくようなざわめくような心とはうって変わって、

世界と一つになれたような落ち着いた感覚。

これは合氣道が絶好調の時にも感じるもの。

そして座禅を楽しんでいる自分がいた。

たった二回目でエラそうなことは言えないが、

「ああ、この感覚の先に何かがあるのかも」

という予感を感じる。



その後の朝課が実に見事。

大祖堂で朝の日課をするのだが、

およそ150人くらいの僧たちが一糸乱れず

動き読経する。

音楽に喩えると優れたオーケストラ、合唱の名演奏を

目の当たりにしたかの様に鳥肌が立つくらい感動を覚える。

その読経をリードをするのが我々大人たちがお世話になった

倉科俊浩さんだが、張りがあり透明感のある素敵な声だった。



大講堂に戻り、再び法話。

娘を抱っこしながら、読み聞かせを聞くことも。

「お父さん、最後かも知れませんよ」と三村講師は笑っていたが、

ここだけの話、我が家は今でもよく抱っこをする(笑)。

あと、親から子へ、子から親へ手紙を書く。

長女は長い間書いていた。何を書いていたのだろう。



少食、と言う名の朝ごはん。

少食、と言うわりには、雑炊を中心としたしっかりとした食事。

だが、夕食も朝食も、普段の修行の何倍も豪華なそうだが。



その後は100m以上ある廊下の雑巾がけ。

床の雑巾がけなんて、何年ぶりだろうか。

稽古で鍛錬しているのとは違うところを鍛えられた。



そのあと、もう一度法話。

今度は親子別々。

三村講師の「育児は育自」の言葉が沁みる。

確かに、親のほうが育てられている。

おこだでませんように [大型本] / くすのき しげのり (著); 石井 聖岳 (イラスト); 小学館 (刊)


の読み聞かせを目を閉じて行う。

不覚にも涙が出そうになる。



そして、最後の座禅。



三回目は、二回目の欲が出たか、

一回目ほどひどくは無かったが、

二回目の感覚には程遠い感じ。

「うまくやろう」という氣持ちはやはりダメなものだ。

これも合氣道に通じるなぁ、と。

たった二日の三回の座禅で、これほど感じ方に違いがあるのか、

というのが面白く、また驚いた。



最後には記念撮影や記念品を頂戴し、

二日間お世話になった總持寺を後にする。

娘は大喜び。「来年も絶対に来たい」と。

感じたことをお互い話し合いながら、帰路につく。



総括して感じたことを一言で言うと

「ムリ・ムダ・ムラ」が一切無かった。

それほどキツイ内容ではないのだが、

二日間の間「ちょっと一息」が全く無い。携帯を見る暇さえ無い。

でもそれが実に心地よく、

「常在道場」であるならば、人生も斯くありたい。

これが日常ならば、自分はどれほど成長できるか、と。

posted by GAKU at 22:52| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/217705408
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。