2011年12月24日

死にゆく者からの言葉 (文春文庫)/鈴木 秀子 11358

死にゆく者からの言葉 (文春文庫) [文庫] / 鈴木 秀子 (著); 文藝春秋 (刊)


★★★★☆



誕生を祝う日、に「死」の本も無いかとも思ったが。



鈴木秀子さんは致知に連載をされていて、

その言葉がいつも心に響くので

彼女の本を読んでみたいと思っていた。



死にいく方は、死の前に、

消えるろうそくの炎がぱっと一瞬明るくなるかのように、

急に元氣になることがある、という。

死にいく方々は、自分には残された時間が僅かでしかない

ことを知っているのだそうだ。



18年前に亡くなったばあちゃんのことを思い出した。

静岡にばあちゃんは住んでいたので、

東京で学生をしていた私はそのときも臨終の際にも

間に合うことが出来なかった。

でも、看病していたお袋が

「あの時はすっかり快方に向かうのかと思って

いろいろな話をした」と言っていた。



人間はいつ死ぬか、分からない。

自分はおくる方か、おくられる方か、も分からない。

大事な方とのお別れのとき、

このことは覚えておいたほうがいい、と思った。


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2011年12月03日

人生生涯小僧のこころ/塩沼 亮潤 11337

人生生涯小僧のこころ [ハードカバー] / 塩沼 亮潤 (著); 致知出版社 (刊)

★★★★★



超人的な修行を果たした塩沼亮潤師が語る、

実に「平凡」な教え。

でも、その「平凡」が大変な迫力で迫ってくる。



「大峯千日回峰行者」という達成者が

歴史上二人しかいない難行荒行。



 往復四十八キロ、

 高低差千三百メートル

 以上の山道を十六時間かけて一日で往復。

 九年の歳月をかけて

 四万八千キロを歩く。



凡人では一日さえ出来そうにない。

それを千日間。

一日でも欠けたならば、腹を切るか首をつるしなない。



こんな修行を果たした塩沼師だが、

後半で自らの「怨憎会苦」を告白(イヤ淡々と語る)するところもある。

あまりに「等身大」で正直な心情だ。

どれほど鍛錬しても、そんなこともあるのだと

ほっとするやら、ちょっとがっかりするやら。

自分ごときが迷うのは当然なのか。


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2011年11月05日

人生を癒す百歳の禅語/松原 泰道 11315

人生を癒す百歳の禅語 [ハードカバー] / 松原 泰道 (著); 致知出版社 (刊)

★★★★★




本を読むたびに、松原泰道師の講演を

一度も聞きに行かなかったことを残念に思う。

「二度」は無いのだ、何事も。




 逆境の時は逆境を愛し、順境の時は順境を愛す




 この「一日暮らし」は釈尊の思想にもありますが、

 これを今の言葉に直すと

 「今日なすべきことを明日に延ばさず、

  確かに行っていくことがよき一日を生きる道である」

 ということになるでしょう。

 禅の言葉で「日日是好日」と、こう言っております。

 

 この「日日是好日」は、来る日も来る日も大安大吉という、

 そういう虫のいい話ではないのです。

 

 時には雨の日もある、風の日もある。

 ただし、その雨の日や風の日が悪い日で、

 晴天の日が吉日だとか、そういう二元的には考えない。




 仏教思想では物事を比べることが

 苦しみの原因だと教えています。

 雨の日に「今日がいい天氣だったらなぁ」、

 あるいは病氣の時に「健康だったらなぁ」と、

 現実と違ったことを考えていくと、そこには比較が生まれ、

 悩みの元となる。

 だから物事は比べないことがまず大切です。

 

 作家の吉川英治さんが

 「雨の日は雨を愛し、晴れの日は晴れを愛する」

 と言う言葉を遺しました。

 逆境の時は逆境を愛し、順境の時は順境を愛していく。

 物事を比べずに、その時を大切にし、

 その時なすべきことをなしていくことが、

 生きる上で一番大切なことであります。

 


中村天風先生の仰っていることと似ているが、

微妙に違う氣もする。

中村天風先生のそれは、

「へっちゃらなものはへっちゃらなんだい!」という、

勇ましさを感じる。多少の無理も。

仏教は、もうちょっと大人な感じかな。



「多少の無理」を続けていけば、

仏教で説く境地に辿り着けるのであろうか。


ラベル:松原泰道
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2011年10月23日

禅のはなし (続)/佐藤 俊明 11296

禅のはなし (続) (現代教養文庫 (1393)) [文庫] / 佐藤 俊明 (著); 社会思...

★★★★★



深夜までの残業の後、酒臭い満員電車の中で読む。

周りはほとんど飲み潰れている中、

一人素面でこの本を読み涙を流す。



ああ、生きるって本当に素晴らしい。

昔「仏教とは苦労人の宗教」と聞いたが、

本当にその通り、だと思う。

いや、宗教と言うより、生き方そのもの、か。



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2011年10月19日

いまをどう生きるのか/松原 泰道 五木 寛之 11292

いまをどう生きるのか [ハードカバー] / 五木 寛之, 松原 泰道 (著); 致知出版社 (刊)

★★★★★



松原泰道師と五木寛之氏の仏教や釈尊をテーマにした対談本。

お二方ともインドでお釈迦様が教えを伝えた道を歩かれ、

その際に見たこと感じたことをお話になる。



この本などを読んでいて返す返すも悔やまれるのが、

松原泰道師の講演会を、結局一度も参加することが出来なかったこと。

結果的に最後の講演会になったときのこと、

書友Nさんに誘われたのだが、どうしても都合がつかなかった。。。

「縁」というのは一度はあっても二度は無いのだなぁ、と。



松原泰道師が仏教を一言で言うと、のところ。

「上求菩提 下化衆生」

実に良い言葉だなぁ。


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2011年08月13日

禅の本―無と空の境地に遊ぶ悟りの世界 11225

禅の本―無と空の境地に遊ぶ悟りの世界 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 3) [−] / 学習研究社 (刊)

★★★★★


先日の

大本山總持寺 こども禅学林 宿泊座禅会

の復習として。



この本はお氣に入りで学生の頃から何度も何度も読んでいる。

今までは空想の世界で読んでいたが、

一回でも実体験があると、リアルに読める。

「ああ、このことは總持寺で教えていただいたあのことだ」と。



禅宗では「冷暖自知」と言う言葉がある。

寒いのも暑いのも自分で体験しなければ、

結局は分からない、というもの。

本ばっかり読むのではなく、やはり実践してみないと。




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2011年08月04日

超訳 ブッダの言葉/小池 龍之介 11216

超訳 ブッダの言葉 [単行本] / 小池 龍之介 (著); ディスカヴァー・トゥエンティワン (刊)


★★☆☆☆



同じ「超訳」シリーズの

超訳 ニーチェの言葉 [単行本] / 白取 春彦 (翻訳); ディスカヴァー・トゥエンティワン (刊)


が良かったので、調子にのってブッダも借りてくる。



でも、こちらはちょっと、苦手かも。



「超」過ぎて、私にはついていけなかったかな。

分かりやすさも大事だが、よき言葉、

「愛語」で語って頂きたかった。


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2011年07月27日

超訳 ニーチェの言葉(ピンク箔版)/白取 春彦 11208

超訳 ニーチェの言葉 [単行本] / 白取 春彦 (翻訳); ディスカヴァー・トゥエンティワン (刊)


★★★★★

ニーチェといえば、田坂広志先生の本に度々登場する
「永劫回帰」の思想に憧れたものの、

ツァラトストラかく語りき 上 (新潮文庫 ニ 1-1) [文庫] / ニーチェ (著); 竹山 道雄 (翻訳); 新潮社 (刊)


ではさっぱり歯が立たず挫折し、複雑な思いを抱いている。

そのニーチェの「超訳」とはどんなものだろう!?
と発売当初から興味を持ったものの、
図書館の予約では長蛇の列で、やっとやっと手に入った。

期待に負けない、素晴らしい訳。
これは話題に、人氣になるのはよく分かる。


 自分の評判など氣にするな

 誰だって、他人からどう思われているか知りたいものだ。
 よく思われていたいし、少しは立派だと思われたいものだし、
 大切な人間の部類に入れてほしいものだ。
 だからといって、自分への評価を氣にするばかりに、
 聞き耳を立てるのはよくない。
 
 なぜなら、人間というのは間違った評価をされるのが
 ふつうのことだからだ。
 自分が思うように、自分が望むように
 評価してくれることなんかほとんどない。
 そういうのとは全然ちがう評価をされてるのがまったくふつうだからだ。
 だから、腹を立てないためには、
 自分の評判や評価など氣にしてはいけない。
 他人がどう思っているかなんてことに関心を向けては絶対にいけない。
 そうでないと、本当は嫌われているのに、
 部長だの社長だの先生だのと呼ばれることに
 一種の快感や安心を覚えるような人間になってしまう。


ニーチェが「部長だの社長だ」と言うわけは無いが(笑)、
全く、その通りだ。
人の評価なんてイチイチ考えてたら、人生面白くないよな。
自分の為の人生、を生きよう。


 少しの悔いもない生き方を

 今この人生を、もう一度そっくりそのまま
 くり返してもかまわないという生き方をしてみよ。


永劫回帰の話だね。
この短い話を田坂広志先生はあそこまで広げたのか。
オリジナルがもともとそうなのか。


 飽きるのは自分の成長が止まっているから

 なかなか簡単には手にはいらないようなものほど欲しくなるものだ。
 しかし、いったん自分のものとなり、少しばかり時間が経つと
 つまらないもののように感じ始める。
 それが、物であっても人間であってもだ。
 すでに手に入れて、慣れてしまったから飽きるのだ。
 けれどもそれは、本当は自分自身に飽きているということだ。
 手にいれたものが自分の中で変化しないから飽きる。
 すなわち、それに対する自分の心が変化しないから飽きるのだ。
 つまり、自分自身が成長し続けない人ほど飽きやすいことになる。
 そうではなく、人間として成長をつづけている人は、自分が常に
 変わるのだから、同じものを持ち続けても少しも飽きないのだ。

 
私は飽きっぽい。
MBAが良かったのは、いろいろな科目を次々と受けられるから。
合氣道も一つ一つの技があまりに深く、
また技の数があまりに多く、飽きる暇が無いから続いている。
でも、飽きる、というのは成長が止まっているというのは、
分かる氣がする。

看脚下。
今いる場所をもっと掘り下げてみよ。
そういうことか。
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2011年07月23日

禅語百話 (現代教養文庫)/佐藤 俊明 11204

禅語百話 (現代教養文庫) [文庫] / 佐藤 俊明 (著); 社会思想社 (刊)

★★★★★




佐藤俊明さんの

禅のはなし―二つの月 (現代教養文庫)/佐藤 俊明


が素晴らしいと思い、他の本を探し、図書館で見つける。



禅のはなし、と重複する話がいくつかあるものの、

この本も素晴らしい。



古今東西の様々なエピソードと、禅の言葉を絡ませながら

仏教の教えを平易に説く。



我が身を焼く煩悩は無尽なれど、

この本などを杖として

いつか断つことが出来る日が来れば。

ラベル:佐藤俊明 禅語
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2011年07月08日

禅のはなし―二つの月 (現代教養文庫)/佐藤 俊明 11189

禅のはなし―二つの月 (現代教養文庫) [文庫] / 佐藤 俊明 (著); 井上 球二 (イラ...

★★★★☆




合氣道のことを「動く禅」ということもある。

禅には、長らく興味を持っている。



仏教や禅の教えには深く感じることも多いのだが、

この本の表紙にもある、この言葉が好きだ。



 四弘誓願

 衆生無辺誓願度

 煩悩無尽誓願断

 法門無量誓願学

 仏道無上誓願成




無理なのは分かっている。

それでもこの4つの壮大な志を

求め誓願し続けよう、というこの言葉。



仏教は苦労人の宗教、

と言われるのは斯くなる言葉があるゆえか。


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2011年03月29日

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか/小室 直樹 11088

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか [単行本] / 小室 直樹 (著); 徳間書店 (刊)


★★★★☆



碩学小室直樹先生による、比較宗教論。

仏教、キリスト教、イスラム教、儒教を徹底比較し、

それぞれの本質に迫ろうとする、大変な意欲作。



何度も読んでいる本なのだが、

今回面白いなぁと思ったのは、

仏教とキリスト教の目指すところが「正反対」というところ。

仏教は、輪廻転生から解脱し、「永遠の死」を目標とする。

一方、キリスト教は、いつの日か「最後の審判」がくだり、

現世が「神の世」となって、永遠の生を得る。

永遠に輪廻転生を繰り返すことを「苦」として、

そこから抜け出そうとする仏教と、

「完全なる死」を恐れるキリスト教。
比較してみると、宗教によって、

「上がり」方が違っていることが良くわかり、実に面白い。



あとは、予定説と因果説。

ロジカルシンキングが、主にキリスト教をベースとした米国などで

発展しているのに、そのキリスト教は予定説、である。

日本では、ロジカルシンキングはまだまだ主流にはなりえていないのに、

そのベースは因果説を基にした仏教(とも言い切れないが)である。

キリスト教徒国から資本主義が生まれたことと同様、

実に不思議な氣がする。


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2010年08月02日

これからの「正義」の話をしよう/マイケル・サンデル10214


これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

  • 作者: マイケル・サンデル
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/05/22
  • メディア: 単行本





★★★★☆
最近、グロービス経営大学院生の中で話題になっている、
ハーバードのマイケル・サンデル教授のこの本。

NHKでTV放映もしているらしいが、
TVを見る習慣が無い(除く龍馬伝)ので、
結局観ていない。

とりあえず、借りようとしたが、
図書館の予約も一杯だったので、買ってみた。

正直に言うと、「正義」を語る、
ということには胡散臭さを感じていた。

正義はもちろん大事なこと。
個人個人、正義は何であるか、を時には考えるべきだろう。
でもそれを声高だがに主張したりする人は
思わず身構えてしまう。

だが、なかなか読み応えのある本だった。

一つの出来事をどの様に捉えるか。
何を正義とするか。

読んでいて、例えば
「消費税増税反対」
「弱者救済賛成」
「経済格差拡大反対」
「派遣法を強化しろ」
「消費者金融はけしからん」
「米軍基地は県外国外に」
等など、世間や新聞紙上でにぎわっている議論を
いろいろと思い出す。

世の中いろいろな正義、いや人の数だけ正義がある。
確かにあまり偏った正義の持ち主がいるのは
周囲が困ることなのかもしれないけど、
いろいろな見方がある、
ということだけでももう少しお互い思えたら。
自分の正義だけが正義じゃない、
ということを分かりあえたら。
世の中もう少しいい議論も出来るし、
お互い許しあえるんだろうな。

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2010年06月12日

人間は生まれたから死ぬ―泰道和尚が説く“大往生論”/松原 泰道 10163


テーマ:宗教/哲学

人間は生まれたから死ぬ―泰道和尚が説く“大往生論”/松原 泰道

¥1,427
Amazon.co.jp
★★★★☆

昨年7月に遷化された松原泰道師の
死生観の本。

今の日本では日常を生きていると
「死をおもう」
機会などほとんど、無い。

だが、よりよく生きるためには、
逆説的だけれど、常に死を傍らに感じること、
が大事なことだとおもう。

先日の卒業式のスピーチ で、
田坂広志先生の言葉

 『人生には必ず「終り」がある。
 その「終り」がいつ来るかは、誰にも分からない。
 そして、この人生は、たった一度しかない』

を引用させて頂いたが、
その自分が「必ず来る終わり」を
強く意識しながら毎日を過ごせていたか。

松原泰道先生の書に触れると、
その大事なことを思い出させてくれる。
ラベル:松原泰道
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2010年03月15日

井沢元彦の世界宗教講座/井沢 元彦 10074


井沢元彦の世界宗教講座―「生き方」の原理がなぜ異なるのか

井沢元彦の世界宗教講座―「生き方」の原理がなぜ異なるのか

  • 作者: 井沢 元彦
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1993/09
  • メディア: 単行本




★★★★☆

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉/ダン・ブラウン 10066を読んで宗教を改めて学んでみたくなった。
山本七平先生や小室直樹先生などの識者が指摘するとおり、
日本人ほど宗教に無関心なくせして多大な影響を受けている
民族は、そうそうないだろう。
自分達をコントロールしてるものに氣付き冷静に考えることが無い、
というのは実に危険なことだと思う。

井沢元彦さんは、他の宗教他の民族などと比較した上で
日本人は「穢れ」と「言霊」に強く影響されている、

この本は大学生の頃に初めて読み、
「まぁそんなものかな」
と頭の片隅に置いておいた。
それを多少意識しつつ、
日本人以外と付き合ってみると、
「ああ、なるほどなぁ」
と思うことが多かった様に思える。

特に中国人は顔や体型が日本人に似ている分、
何となく日本的情緒が通じそうな錯覚に陥りやすいが、
この本の副題の通り
「生き方の原理」が全く異なる。
個人的な感覚としては、もちろん個人差はあるものの
中国人とアメリカ人のほうが、
日本人よりも近い存在な氣がする。

文化や民族を比較する時、
やはり宗教を基本とする価値観の違いは
おおきなファクターとして見逃せない、と改めて感じた。
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2009年11月18日

ダライ・ラマのビジネス入門 「お金」も「こころ」もつかむ智慧!/ダライ・ラマ14世 09322


ダライ・ラマのビジネス入門 「お金」も「こころ」もつかむ智慧!

ダライ・ラマのビジネス入門 「お金」も「こころ」もつかむ智慧!

  • 作者: ダライ・ラマ14世
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2008/07/24
  • メディア: 単行本




★★★★☆
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマが
ビジネスを語る、という凄い企画。
タイトルを見ただけで相当興奮した(苦笑)。

ただ、構成に少々不満があったかも。
「経営コンサルタントの、10年以上におよぶ議論の成果」
とのことで、ダライ・ラマが語りそれを受けて
そのコンサルが解説をする、
という形なのだが、ダライ・ラマの言葉だけで十分なように感じた。

ダライ・ラマの言葉を噛み締めて読んでいくと、
仏教の教えと言うのは実に応用が利くものだ。
仏教とは一般にイメージされるような狭い意味での宗教ではなく、
「人間の生き方そのもの」だと改めて感じる。
ラベル:ダライ・ラマ
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2009年09月18日

曼陀羅の人―空海求法伝〈中〉/陳 舜臣 09261


曼陀羅の人―空海求法伝〈中〉

曼陀羅の人―空海求法伝〈中〉

  • 作者: 陳 舜臣
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞
  • 発売日: 1994/03
  • メディア: 単行本





★★★☆☆
ちょっと時間が空いてしまったが、
曼陀羅の人〈上〉―空海求法伝/陳 舜臣 09245
の続編。
いよいよ、空海が恵果につき、密教を教わり始める。
宗教、特に仏教はそれなりに学んできたつもりだけど、
密教は今までほぼ全く触れたことが無い。
機会も無かったし、それを作ることも無かった。
これから恵果が空海に何を語るのだろうか。
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2009年09月02日

曼陀羅の人〈上〉―空海求法伝/陳 舜臣 09245


曼陀羅の人〈上〉―空海求法伝

曼陀羅の人〈上〉―空海求法伝

  • 作者: 陳 舜臣
  • 出版社/メーカー: たちばな出版
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本




★★★★☆
空海―日本人のこころの言葉/村上 保壽 09221

を読んだ際にヒビキングさんに教えられた本。
まだ3巻のうち上巻だけだが、
今後の展開が楽しみ。

今では数時間も飛行機に乗ってしまえば
到着してしまう中国。

1200年もの前に、
何日もかけて命さえもかけて
中国に渡った日本人たちがいるのだ。
そして空海は20年の留学生として。

氣が遠くなるような時間感覚の中で
中国と関り合った偉大な日本の先人たちの
息遣いに触れられるような、
そんな錯覚を覚えそうな本。
ラベル:空海
posted by GAKU at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教/哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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