2011年11月02日

原発社会からの離脱―自然エネルギーと共同体自治に向けて/宮台 真司 11306

原発社会からの離脱――自然エネルギーと共同体自治に向けて (講談社現代新書) [新書] / 宮台 真司, 飯田 哲也 (著); 講談社 (刊)

★★★☆☆




宮台真司さんという首都圏大学東京の社会学博士と

飯田哲也さんという環境エネルギー政策研究所長さんの対談本。



「ポスト原発」はどのようにあるべきか?

自然エネルギーの可能性は?

自然エネルギーはコストパフォーマンスも含め

どこまで原子力の代替となりうるのか?

というのが最近の一番の関心事の一つだが、

なかなかその問いに応えきれて頂けなかったように感じる。



「原発村」がどうしようもない、ということだけは分かった(苦笑)。


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2011年09月28日

脱原発社会を創る30人の提言/池澤 夏樹 11271

脱原発社会を創る30人の提言 [単行本] / 池澤 夏樹, 坂本 龍一, 池上 彰 (著); コモンズ (刊)

★★★★★




「脱原発なんて、現実的なのか?」

と思っていたが、本書を読んでいると何とかなるのでは、

という勇氣をもらえた。



様々な電氣の議論を読み聞きしていつも感じていたのは、

サプライサイドの話は多いけれど、

デマンドサイドの話があまり実のあるものが少ないなぁ、と。

「節電する」とか「企業の休みをずらす」とか、

それって本当に効果あるの?持続可能なの?と突っ込みたくなることばかり。



でも本書に登場してきた田中優さんの話は説得力を感じた。

その主張を勝手にまとめると、

1.電力使用のピーク時は1年間の間でも一瞬しかない。

  そのピークコントロールを考える。

2.ピーク時の電力の91%は産業部門が消費している。

  ピーク時に企業が電力を惜しみなく使ってしまうのは、

  産業用の電力料金体系(使えば使うほど安くなる)という「仕組み」による。

3.産業用の電氣料金体系を家庭用と同じように使えば使うほど高くすれば良い。

  また、「夏の平日、午後2時から3時」のピーク時の電氣料金を高くする。

というもの。



ピーク時の電氣代を高くする、と言うためには

スマートメーターの導入が必要となるはずだが、

家庭用となると氣が遠くなるような時間とコストがかかりそうだけど、

産業用、となるとそれほど難しい話ではないのではないだろうか。



でも東京電力もこんな簡単なことに氣がつかないわけは無いだろう。

それを阻むものは何なのだろうか。

「総括原価方式」により、電力の使用を抑える、

というインセンティブが働かないのであろうか。




あと、大島堅一氏の「脱原発の経済学」も興味深い

原子力の発電コストは1kWhあたり5.3円(経済産業省資源エネルギー庁)、

というが、これは再処理費用や原子炉の廃炉費用などのバックエンドコストや

国家財政からの資金投入が入っていない、という主張だ。

それらを合わせて計算しなおすと、

原子力は10.68円、火力は9.90円、水力は7.26円となる、とのこと。

何をコストと考えるか?どうずればアップルtoアップルになるのか?

は立場立場で異なりそうだが、「原子力はコストが安い」という意見には

慎重にその計算根拠を確認すべきなのだろう。




一番知りたかったのは、原発事故による長期間にわたる内部被爆の影響。

この本にも結局はっきりしたことは書かれていなかった。

「誰も分からない」ということが今のところの結論なのだろうか。

中村尚司氏の



 事態がまだ流動的なので最終的に放出される放射性物質の総量は予測できないが、

 仮に20%とすると、チェルノブイリ原発事故よりも多い。

 このように、今回の原発事故による放射性物質の放出は非常に大きな問題である。

 ただし、核実験による放出量はそれをさらに大きく上回っていることを

 忘れてはならない。


と言うのは実に不氣味なコメント。

事実ならば、「今回の原発事故だけ氣にしてても意味無いじゃない」ということになってしまう。

そういえば、前から氣になっていたのだが、新聞に出ている各地の放射線量。

確かに福島周辺は他と比較して高い数値になっているのだが、

では東京と大阪、福岡などを比較して福島に近い東京が一番高いか?というとそうではない。

中国内陸部で度々行われた核実験の影響もあったりするのだろうか。。。

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2011年09月19日

今こそ、エネルギーシフト―原発と自然エネルギーと私達の暮らし/飯田哲也 11262

今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし (岩波ブックレット) [単行本(ソフトカバー)] / 飯田 哲也, 鎌仲 ひとみ (著); 岩波書店 (刊)


★★★☆☆




今まで読んだ原発関係の本は

「原発推進」「原発容認」「原発甘受」派が多かったので

「原発反対」派のものもちゃんと読んでおこう、と思った。



放射線が身体に悪いとか、原発はやめたほうがいいとか、

その明確な理由を知りたかったのに、

残念ながら感情的・感覚的な議論が多かった様に感じた。

ページ数も少なく、対談方式の箇所が多かったことから、

編集の都合上の問題なのかもしれない。



他にも探して読んでみたい。


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2011年09月04日

放射能汚染から命を守る最強の知恵/阿部 一理 11247

放射能汚染から命を守る最強の知恵―玄米、天然味噌、天然塩で長崎の爆心地でも生き残った70名 [単行本] / 阿部 一理, 堀田 忠弘 (著); コスモトゥーワン (刊)

★★★★★



福島原発による放射能汚染は、

特に人の子の親として一大関心事である。

「何年か経ってみなければ、影響があるかどうか分からない」

と言われても、我が子を人体実験にするわけにはいかない。



その悶々とした中で、驚愕の一冊に出会う。



玄米、天然味噌、天然塩を獲ることにより、

長崎の爆心地から1.4kmでも生き残った人々がいると言う。

他にも爆心地からたった2kmで被爆し、ケロイドで醜くなり、

結婚も無理と思ってた女性が玄米菜食により、

無事結婚、元氣なお子さんを7人も授かったと。



早速、家内にも薦めたところ、

読書スピードが早いとはいえない家内も一氣に読んだ。

既に玄米にしている我が家の家内がびっくり&がっくりしていたのは、

玄米は炊く12時間くらい前から水に漬け、

「発芽モード」にしないと却って身体に悪い、というところ。

即日、当家の玄米の炊飯方法が変更になった(笑)。

家内は妹にも本書を勧め、高血圧で悩んでいる

私の父にも「天然塩」を勧めていた。



原爆で被爆しても、玄米、天然味噌、天然塩で

健康を取り戻せるのなら、

福島原発の事故くらいなら全然大丈夫なのでは?

と思うのは素人考えなのだろうか。



ただ、

福島原発のセシウム137放出量は原爆168個分!
などと言う記事もあったりして、油断は出来ないか。

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2011年08月23日

原発事故 残留汚染の危険性/武田 邦彦 11235

原発事故 残留汚染の危険性 [単行本] / 武田 邦彦 (著); 朝日新聞出版 (刊)

★★★☆☆




以前、環境問題で何冊か読んだ、

武田邦彦さんの本。

原発関係が専門、とは知らなかった。。。


これを福島の皆さんが読んだら、

さぞかし辛いだろうなぁ、と痛々しく思いながら、読む。



難しいことをなるべく平たく語ろうとするのは好感が持てるものの、

何となく、何となく何かが引っ掛かって、

自分の中に受け入れれない。

この違和感は、何だろう。


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2010年11月21日

グリーン革命(上)/トーマス・フリードマン 10325

グリーン革命(上) [単行本] / トーマス・フリードマン (著); 伏見 威蕃 (翻訳); 日本経済新聞出版社 (刊)

★★★★☆



スマートグリッドの本を探していたら、目に入る。



「トーマス・フリードマン、ああ、『フラット化する世界』の著者かぁ。

 あの本、悪くなかったよなぁ」

と思い出し、借りてみる。



半分くらいは何を言ってんだが、という話が続く。

グロービスなら「イシューは何だ?」と、どつかれる(笑)。

でも、この本も「フラット化する世界」同様、

後半くらいから面白くなってきた。

このことを言いたいが為に、この前段があったのね。

でも引っ張りすぎ(笑)。



要するに、環境問題が加速して深刻化する中、

アメリカこそがイニシアティヴを執り、

グリーン革命を起こさねばならないのだ、ということ。

それはビジネスで考えても当然の結論、というのが

トーマス・フリードマンの主張。



環境問題については、1年ほど前に集中して

10冊超の本を読んだ時期があった。

http://mansion-marketing.seesaa.net/category/7077653-1.html

その時の学びとしては、なるほど環境問題は人類の最重要課題ではあるものの

環境問題を声高にいう人の「動機」や「背景」には注意深く目を注がなければ

ならない、ということ。



でもこの本の中でのこの文章で、またちょっと「ブレた」かも。



 カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーは、

 共和党が氣候変動懐疑論を党の基本方針にするのを

 回避しようと努力している。

 私にこういういい方をした。




 「私の息子は病氣で治療する必要があると98人の医師が言い、

 あとの二人が『病氣じゃない。だいじょうぶです』といったなら、

 98人の医師に従うだろう。それが常識というものだ。

 −地球温暖化にも同じことがいえる。

 大多数を占める多数派の意見には従わなくてはならない」


全然クリティカルではないが、

これが「大人の発言」というものだろう。



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2009年10月31日

ハチはなぜ大量死したのか/ローワン・ジェイコブセン 09304


ハチはなぜ大量死したのか

ハチはなぜ大量死したのか

  • 作者: ローワン・ジェイコブセン
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/01/27
  • メディア: 単行本




★★★★☆
甲野善紀先生が紹介されていた 本。
2007年春までに北半球から4分の1(!)のハチが消えたのだという。
蜂郡崩壊症候群(CCD)というものらしい。

ハチが如何に我々の食生活を根本から支えているか、
消えた原因は何なのか、に迫ったノンフィクション。

養蜂の「役割」というものは単に蜂蜜を集めるだけではない。
果物・植物の大半は、ハチなどによる花粉交配の恩恵を蒙っている。
本書によると

 花粉交配のすべて、あるいは一部をミツバチに頼っている作物は
 合計すると百種類近くにもなる。
 
 <中略>

 私たちが口にする食物の実に80%が、多かれ少なかれ
 花粉媒介者のお世話になっているのだ。


実は我々の食事のサプライチェーンの重要なポジションを
このちいさなミツバチたちが支えているらしい。

その重要な「縁の下の力持ち」であるミツバチたちが消えている。

それがなぜか?はネタバレになってしまうのでここでは書かないが、
本書を読んでいて感じたのは高度なシステムは実に脆い、ということ。

生態系を機械論的に「操ろう」とすると、
いつかどこかで無理がくる。
「バタフライ効果」のように、一見些細なバランスの崩れが
大きな影響・結果を及ぼす。
古来日本の言い方でいうと「天罰が下った」というものだろうか。

私が余り好きでない言葉に「共生」というものがある。
自然を征服する、コントロールする、なんてのは言語道断だが、
共に生きる、なんて人間なんてそんなに大したものではないと思う。
「自然に生かされている」というのが実感だ。

科学的・合理的という名の下、
自然への畏れを失った時に、
目を覚まさせようとするメッセージなのではないか。
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2009年10月24日

科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている/ 丸山茂徳 09297


科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている  (宝島社新書)

科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている (宝島社新書)

  • 作者: 丸山茂徳
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2008/08/08
  • メディア: 新書




★★☆☆☆

太陽風や宇宙線が温暖化の主因だというのが本書の主張だ。
前半は素直にフンフンと読めたのだが、
後半の著者の歴史観や国際政治観には
ちょっとついていけないかな。。。

科学者らしく科学論で最後まで押し通してくれたら
もっと良かったかもしれない。
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2009年10月23日

地球温暖化は止まらない/デニス・T・エイヴァリー 09296


地球温暖化は止まらない

地球温暖化は止まらない

  • 作者: デニス・T・エイヴァリー
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2008/02/29
  • メディア: ハードカバー



★★★★☆

地球温暖化人為説を滅多切りにする本。

確かに世界は温暖化しているが、
約1500年毎の天然周期によるもので、
トレンドからすればそれほど恐ろしいものではない、
というのが本書の主張。

 大衆の利益は守られていない。
 われわれは何の資格も無い活動家によってだまされているのだ。
 頭から彼らを疑ってかかるべきである。
 また、われわれは信頼できる情報、
 健全な懐疑主義、違った観点の提供を受けるべく
 対価を支払っているジャーナリストによってだまされている。
 そして今では豊かな経験を持つプロの科学者にもだまされている。
 かれらの多くは政府研究助成金を受けて
 研究しているのだ。


・・・もう何を誰を信じていいのか
さっぱり分からなくなってきたが(苦笑)、

環境問題を声高に叫ぶ人々が
全員善人であるとはとても思えなくなってきた。

海外の本に良くある様に、
これでもか!とデータや文献が出てきて、
素人は最後のほうにはヘトヘトになるのだが、
一番読んでいて興味深いのは訳者解説かも。
ご自分で訳しておきながら(笑)、
かなり冷静に著者の主張に突っ込んでいるのが面白い。

 題名を見れば明らかなとおり、
 本書は地球温暖化についての本である。

 さて、地球温暖化をめぐる議論は多種多様だけれど、
 大きくは次の三流派に分かれる:

 1.地球温暖化は確実に起こっていて、人間によるもので、
   いますぐ二酸化炭素排出をとめないととんでもないことになる。
 2.温暖化はしているし、人間のせいだけれど、
   そんなに大騒ぎするほどのことはないので
   対策もゆっくり考えればいい。
   どのみち二酸化炭素排出はすぐに止められないし。
 3.温暖化はしているが、人間による部分はそんなに大きくない
   (または未知の部分があまりにも多い)から
   性急な対応はやめるべき。

 かつては、そもそも温暖化はしていないという一派があったが、
 これはほぼ消えたと見ていい。またそれぞれの立場の中でも
 白黒はっきり分かれるわけではなく、1よりの2とか、
 2よりの3といったグラデーションは当然存在する。

 さてこの中で2008年初頭現在いちばん声がでかくて
 勢いがあるのはもちろん1だ。

 しかしながら、その勢いは必ずしも磐石の根拠に
 基づいたものではないともされる。
 一方、ほとんどの国が京都議定書の合意すら達成できない
 状況をみて、リアリストたちを中心に2の意見も増えつつある
 (と思いたい。訳者は2の立場なので)。
 そして3はたぶんこの中でいちばん勢いの無い立場だろう。
 1の立場を取る多くの環境保護論者たちは、
 それ以外の人々について、
 すべて産業界の走狗であり人類の敵とみなし、
 かれらの主張をまともに顧みようとすらしないことが多い、
 しかしながら、2はもとより3の主張にも
 傾聴すべき点は極めて多いのだ。

 本書はこの3の立場を明確に採用し、
 その見解を集大成した一冊である。


「地球環境問題原理主義者」達の狂信的な主張を読んでいると、
まぁこれぐらいの本が世の中にあったほうが少しはバランスも
取れるのかもしれない、とも思う。

今までの環境問題の本を読んで、素人なりに感じる
暫定的な私の立場は、上記では2かな。。。

1も3もどちらも一理あるし、3も大いによく分かるが
もし1が本当だったら取り返しがつかないし。
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2009年10月17日

地球温暖化で伸びるビジネス/日本総合研究所 09290


地球温暖化で伸びるビジネス

地球温暖化で伸びるビジネス

  • 作者: 日本総合研究所
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本




★★★★☆
地球温暖化、環境問題の本を何冊か読んできたが、
単なる問題意識、危機意識の醸成だけでなく、
ビジネスパーソンとしてはこれを何か自分のビジネスに
繋げたいところだ。
ビジネスにもなり、環境問題にも寄与できれば
これほどいいことは無いだろう。

この本は前半が地球温暖化のことを総論として解説し、
後半では様々な業界で何が起こるのか、何を起こしえるのか、
を語ったもの。

さすが日本総研!と思えるくらい、
前半の地球温暖化の解説は分かりやすくバランスもよく、
素晴らしいものだったと思う。

ただ、各業界の具体論になると、
特に不動産・建設業界などの切れ味があまり宜しくない氣がする。

大きな流れ、進むべき方向として環境問題をとらえることが出来ても
それをリアルな儲かるビジネスに落とす、
となるとやはり難しいのだね。。。

何が出来そうか、もう少し考えてみようと思う。
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2009年10月16日

地球温暖化を考える (岩波新書)/宇沢 弘文 09289


地球温暖化を考える (岩波新書)

地球温暖化を考える (岩波新書)

  • 作者: 宇沢 弘文
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1995/08
  • メディア: 新書




★★☆☆☆
東大名誉教授で文化功労者が書いた、
地球温暖化の本。

今まで読んできた本と比べると、何だか読みにくく、
且つ個人的思い込みが強すぎるなぁ、と感じる。
「成田空港問題」などがこのタイトルの本に
なぜ出てくるのか、よく分からない。

ただ、発行年の1995年の頃に、
これだけ地球温暖化のことを詳しく語った、
というのはもしかしたら大変なことだったのかもしれない。

ラベル:環境問題
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2009年10月14日

地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む/江守 正多 09287


地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む(DOJIN選書20)

地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む(DOJIN選書20)

  • 作者: 江守 正多
  • 出版社/メーカー: 化学同人
  • 発売日: 2008/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




★★★☆☆
地球温暖化の問題に関し、
「予測」の観点で論じた本。

「地球温暖化の予測」などは今までの環境問題の本に良く出てきたが、
どうやってシミュレーションするのか良く分からなかった。

・・・本書を読んでも良く分からなかったが、
つまりはスーパーコンピューターにいろいろな仮定仮説を詰め込んで、
「力ずく」で「この幅に収まるに違いない」と予測をしていく、
ということなのだろうか。

MBAのファイナンス、バリュエーションや感度分析、シナリオ分析の
ときにも感じたのだが、ほんの些細な仮定仮説の置き方で、
計算結果は見事に変わる。

きっと地球温暖化のシミュレーションは変数がもっともっと多く、
とてつもなく複雑なのだろう。
そのどの程度のさじ加減の前提とするのか?
という職人芸的なところにこの「予測」も大いに委ねられている、
ということなのかもしれない。

そういえばファイナンスも最後は「アートだ」って
星野優先生も仰っていたなぁ。。。

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2009年10月10日

手にとるように地球温暖化がわかる本/村沢 義久 09283


手にとるように地球温暖化がわかる本

手にとるように地球温暖化がわかる本

  • 作者: 村沢 義久
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2008/01/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




★★★★☆
地球温暖化は最重要問題だ!
という議論の是非はまだよく分らないところで、
読んだ良書。

いろいろな参考文献を整理した感のある本書だが、
地球温暖化のマイナス面のみならずプラス面にも言及しており、
整理の巧みさ、バランスのよさを感じる。

これまで何冊かを読んで感じるのは
*地球温暖化はやはり世界の最重要課題の一つである。
*但し各国各企業各個人の思惑と利害が複雑に絡んでおり、
 それぞれの主張意見に耳を傾ける時にはその発言者の背景を
 よく考えることが必要だ。
*京都議定書など一定の成果はあるものの、
 本質的解決には全く不十分。
 もう一歩も二歩も踏み込んだ対策が求められる。
 特に全世界の3割のCO2を排出しているアメリカでの
 抜本的取組がなされないと世界レベルでは意味がない
*かといって日本や一企業、一個人が全くの無力、
 とも思いたくないし思わない。
 心構えやスローガンだけでない、
 費用対効果等をよく見極めた施策をしていかねば
といったこと。

もう少し、勉強を続けたいと思う。

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2009年10月02日

不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機/アル ゴア 09275


不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機

不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機

  • 作者: アル ゴア
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2007/06/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





★★★★☆
環境問題、地球温暖化といえば、
やはり初めて興味を惹いてくれた


不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD



のビデオが強い印象に残っている。

やはり、アル・ゴアさんの本は読まなきゃ、と。

この本は「ECO入門書」とあるだけあって、
豊富な写真・図解で実に分かりやすい。
本を見ているだけで数年前にみた映画の各シーンが
目に浮かぶようだ。

この本を読んで感じたことは大きく二つ。

一つは各国の地球温暖化への寄与率。
米国30.3%
欧州27.7%



日本3.7%。

「重要思考」からすれば、まず考えるべきは
米国と欧州なのは間違いない。
その二つからすると日本なんて「誤差」にしかならない。
だからといって日本が「免罪」になるとは言えないが、
温暖化ストップの実現可能性を考えると、
アル・ゴアさん、あなたが副大統領をやっていた国を
何とかしてくれなきゃ。

もう一つは写真やグラフのメッセージの強さと怖さ。


環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

  • 作者: 武田 邦彦
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: ペーパーバック





正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

  • 作者: 赤祖父 俊一
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本




などを先に読んでしまったので、なかなか素直に
「おお、まずいじゃない」と思えない。
若干腰が引けながら読んでいる自分に氣付く。
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2009年09月26日

環境問題はなぜウソがまかり通るのか/武田 邦彦 09269

環境問題はなぜウソがまかり通るのか/武田 邦彦

¥1,000
Amazon.co.jp
★★★★☆

以前、上海人さんに貸していただいた
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する/武田 邦彦 08292
と同じ、武田邦彦さんが語る地球温暖化。
京都議定書の取り決めなど、
精神論だけでほとんど意味が無く、
誤った地球温暖化対策、環境問題対策は
却って環境に悪影響を及ぼす、というもの。

CO2の話もびっくり!の連続だが、
「ダイオキシンはほとんど無害」の話に更に驚く。
ダイオキシンが有毒ならば、「焼き鳥屋のオヤジ」は
とっくにダイオキシン中毒で死んでいるはずだが
そんな話は聞いたことが無いではないか、という。
確かに。。。

今まで見聞きした新聞等マスコミの報道は、
いったい何だったのだろうか。。。

数冊の環境問題、地球温暖化問題の本を読んできて感じるのは
いろいろな主張にはそれぞれの立場や利害が
深く絡んでくる、ということ。

この人のこの主張のコンテクストには何があるのか。
彼はこの主張が通れば何が嬉しいのか。
そんなことも忘れずにこの問題を考えていきたい。
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2009年09月22日

地球温暖化―ほぼすべての質問に答えます!/明日香 壽川 09265


地球温暖化―ほぼすべての質問に答えます! (岩波ブックレット)

地球温暖化―ほぼすべての質問に答えます! (岩波ブックレット)

  • 作者: 明日香 壽川
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本



★★★★☆
昨日に引き続き、地球温暖化がテーマの本。

今までの薄い基礎知識・事前知識からすると、
こちらの本の方がなじみやすい。

すなわち、
「地球温暖化は最重要事項・最優先事項で待ったなし。
 日本は国際社会でリーダーシップを発揮し、
 主体的に本件に取り組むべきだ」
というのが本書の主張。

昨日読んだ

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

  • 作者: 赤祖父 俊一
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本



とはほぼ真逆の内容だ。

それぞれの主張を精査し、
白黒判断できる知識も知見も残念ながら持ち合わせていないが、
昨日の正しく知る地球温暖化 が唱える
「自然変動が主因説」への真っ向からの反論が
本書「地球温暖化 」には無いのでは・・・。

本書「地球温暖化 」のデータの取り方がせいぜい100年程度、
「正しく知る地球温暖化 」では数百年でデータを捉えていた。
ここの前提をお互いに合わせて頂くと
素人にも良くわかる議論になると思うのだが。

2冊読んだだけで、意外と複雑な問題であることを
薄々感じる。
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2009年09月21日

正しく知る地球温暖化/赤祖父 俊一 09264


正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

  • 作者: 赤祖父 俊一
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本





★★★★☆
民主党が政権公約に掲げていた、
「日本の温室効果ガス排出量を2020年に1990年比で25%削減」
勉強不足で、どの様な意味を持つのか、さっぱりわからない。
地球温暖化、といえば、2年前に見た

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を思い出すだけ。

法案化がなされると、日本経済や自分の業界、自らの仕事には
如何なる影響があるのだろうか。

一度勉強しておこうと思い、
「地球温暖化」のキーワードでアマゾン内で検索、
売れ筋から図書館でまとめて借りてくる。

最初に読んだのはこの本。

良かったのか悪かったのか最初から強烈な本を選んでしまった(笑)。

 この本の要約と結論を最初に述べてしまうことにする。
 それは現在進行中の温暖化の大部分(約6分の5)は
 地球の自然変動であり、人類活動により放出された
 炭酸ガスの温室効果によるのはわずか
 約6分の1程度である可能性が高いということである。
 すなわち、現在進行している温暖化の6分の5は、
 「小氷河期」という比較的寒かった期間(1400〜1800年)
 から地球が回復中のためである。
 寒い期間からの回復は当然温暖化であり、
 この本では、少なくとも自然変動の可能性が十分にあり、
 検討すべきことを示す。


おっと。
「地球温暖化は悪だ。地球規模では最優先事項であり、
人類は真っ先にこの問題に取り組まねばならない」
を「期待」していたのだが、いきなり外される。
でも興味深いので読み進める。

 実際、IPCC(国際氣候変動パネルの
 主張にもかかわらず、
 現在の温暖化が大部分炭酸ガスによるという
 確固たる観測事実は無いのである。
 すなわち、現在0.6度/100年という
 上昇率の温暖化は起きているが、
 これが炭酸ガスによるという確実な証拠はないのである。
 これはIPCCの「仮定」でしかない。


等々、如何に今の「地球温暖化」の議論が偏っているか、
が様々なデータで反証される。

残念ながら私にはどちらが正しいとも正しくないとも
判断する知見は持ち合わせていない。
でも少なくとも「地球温暖化対策至上主義」には疑問を持ち始めた。

 これからの日本にとって最も重要な問題は
 日本の将来を確固たるものにすることである。
 そのためには具体的にはまず将来の
 エネルギーと食糧を確保することである。
 昔は「食糧は究極の武器」といわれていたが、
 現在エネルギーもその一つである。

 <中略>

 炭酸ガスの温室効果による温暖化は、世界にとっても、
 日本にとっても最重要、最緊急課題ではない。
 地球温暖化が本当の危機であるなら
 これは「贅沢な危機」である。 
 優先順序を誤ってはいけない。
 なぜ日本がそんな問題で世界のリーダーになりたいのか、
 わからない。


これからしばらくこのテーマについて学んでみたいと思うが、
このような意見や議論が存在するのだ、ということを頭の片隅に置きながら
幅広く読み進めていこう。

posted by GAKU at 19:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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